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2025.4.4

書道を上手くなるためのコツ 

書道上達の秘訣~美しい文字を生み出すために~

 

書道は単なる文字を書く行為ではなく、美しさや精神性を表現する奥深い芸術です。しかし、初心者の方にとっては「思うように筆が運ばない」「手本と違う形になってしまう」といった悩みも多いでしょう。今回は、書道を上達させるためのコツをご紹介します。

 

1. 正しい姿勢を意識する

書道では、姿勢が重要です。背筋を伸ばし、肩の力を抜き、リラックスした状態で筆を持ちましょう。猫背や力みすぎると筆の動きが制限され、滑らかな線が書けなくなります。

 

2. 筆の持ち方と角度をチェック

筆を持つときは、親指、人差し指、中指で軽く支え、手首の柔軟性を活かして動かします。筆の角度は45度前後を意識し、寝かせすぎたり立てすぎたりしないようにしましょう。

 

3. 基本点画の練習を欠かさない

「永」の字に含まれる「永字八法」(側・勒・努・趯・策・掠・啄・磔)を繰り返し練習することで、基本の筆使いが身につきます。急がず、一画一画を丁寧に書くことを心がけましょう。

 

4. 手本をよく観察する

上達には、優れた手本をよく観察し、どのように筆が運ばれているのかを分析することが大切です。線の太さや墨の濃淡、リズムなどを意識しながら模写すると、自然と技術が向上します。

 

5. 筆のリズムを大切に

書道では、リズムが重要な要素のひとつです。筆を止めるところ、流れるように書くところのメリハリを意識すると、躍動感のある美しい文字になります。

 

6. 継続して書く習慣をつける

書道は一朝一夕で上達するものではありません。毎日数分でも筆を持ち、少しずつ上達していくことが大切です。無理に長時間練習するよりも、短時間でも継続する方が効果的です。

 

7. 書道を楽しむ心を忘れない

最後に、何よりも大切なのは書道を楽しむこと。完璧を求めすぎず、筆の動きを味わいながら書くことで、自然と上達への道が開けていきます。

 

書道は技術だけでなく、心の在り方も大切にする芸術です。基本をしっかり押さえつつ、楽しみながら練習を続けることで、美しい文字を生み出せるようになります。ぜひ、今日から実践してみてください!

 

 

 

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筆作家・仲谷省三

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