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2025.2.13

赤ちゃん筆の魅力と歴史

奈良は吉野山の筆作家・仲谷です。奈良筆の通販を通じて全国の皆さまに手作り筆の良さをお伝えしたいと思っております。本日は、当店でも取り扱っている赤ちゃん筆についてお話したいと思います。赤ちゃんの誕生は、家族にとってかけがえのない特別な瞬間です。その成長を記念する方法の一つとして「赤ちゃん筆」があります。赤ちゃん筆とは、赤ちゃんの初めて生えた髪の毛を使って作られる記念筆のことで、古くから日本で親しまれてきました。

 

赤ちゃん筆の由来

赤ちゃん筆の歴史は古く、江戸時代にはすでに作られていたとされています。昔から髪の毛には魂が宿ると考えられており、赤ちゃんの健康や幸せを願って筆として残す風習が生まれました。特に、初めての髪の毛は「胎毛(たいもう)」と呼ばれ、一度も切られたことがないため、柔らかく繊細な特徴を持っています。

 

赤ちゃん筆の作り方

 

赤ちゃん筆を作るには、一定の長さ(通常5cm以上)の髪の毛が必要です。職人が一本一本丁寧に整え、形を整えた後、軸に仕立てます。最近では、伝統的な和風の筆だけでなく、モダンなデザインのものや名入れサービスが施されたものなど、さまざまなバリエーションが登場しています。

 

赤ちゃん筆の魅力とメリット

 

一生の記念品赤ちゃんの胎毛は一生に一度しか手に入らない貴重なものです。そのため、筆として形に残すことで、成長の証として家族にとって大切な思い出になります。健やかな成長を願う昔から「髪は生命力の象徴」とされており、赤ちゃん筆には「健康にすくすく育ちますように」という願いが込められています。贈り物としての価値最近では、祖父母から孫へのプレゼントとしても人気があります。オーダーメイドで作れるため、特別なギフトとしても最適です。

 

 

赤ちゃん筆は、日本の伝統文化が息づく特別な記念品です。赤ちゃんの成長を祝うとともに、家族の絆を深める大切なアイテムとして、これからも多くの人に愛され続けるでしょう。もしお子さんの胎毛を保管しているなら、一生の思い出に残る赤ちゃん筆を作ってみてはいかがでしょうか?

 

奈良筆の通販・三省堂筆店 

筆作家・仲谷省三

電話:0746-32-3058

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